アドバイザーの原田です。
ボージョレワインの試飲会にいってきました。
ボージョレで有名なのが、毎年11月の第3木曜に解禁となり、ワインを寝かせないで造ってすぐ味わう新酒の、ボージョレ・ヌーヴォー、ですが、そもそもボージョレには、年間を通して美味しめる12の名称のワインがあります。ヌーヴォーは、ボージョレ地区、ボージョレヴィラージュ地区、の2地区から生まれますが、それ以外に、村名(クリュ)のワインである、クリュ・デュ・ボージョレ、の括りの、ブルイイ、シェナス、シルーブル、コート・ド・ブルイイ、フルーリー、ジュリエナス、モルゴン、ムーラン・ナ・ヴァン、レニエ、サン・タムール、といった10の特定ぶどう栽培の地区があります。これらの地区のワインと、ヌーヴォー以外のボージョレ地区・ボージョレヴィラージュ地区のワインは、収穫(秋)の翌年春のイースター(今年は4月8日)の頃から数年間まで熟成させてもその良さが十分に楽しめるワインです。そうなのです、今は、クリュなどのヌーヴォー以外のボージョレワインの旬な時期なのです。その試飲会が毎年この時期に、ボージョレワイン委員会・フランス食品振興会、主催のもと、八芳園の庭園で開催されます。ここは江戸時代から続く歴史ある庭園で、夜にライトアップされた、満開のソメイヨシノ、シダレサクラ、ボタンサクラ等のなかに、13箇所に設けられた試飲スタンドをグラス片手に周り、美味しくボージョレワインを楽しめます。試飲会ですのでもちろん全て無料です。建前上はもちろん試飲ですので一人1種1杯づつですが、さらに美味しく感じるものは2〜3杯と頂戴してしまうので、13種類プラス何杯で、ほろ酔いと夜桜で気持ちよく時を過ごすことが出来ました。
赤ワインはプロアントシアニジンというポリフェノールの一種が多く含有しており、体内で抗酸化物質として働くため、約60兆個の細胞の劣化を防ぐことに役立ちます。適量の赤ワイン摂取は身体に良いのです。プロアントシアニジンの含有量は濃いワインの方が多いので、薄味のヌーヴォーよりも今の時期のクリュの方が多いのです。
写真は、この試飲会で出ていたボージョレワイン達と、フランスのボージョレ地域の12地区のMAP図です。
では・・