アドバイザーの原田です。

 「足」のセミナーを受講してきました。
 足ってものすごく大切です。っといっても、ああそうだよね。ああそうなんだ。そうなの。と様々な答えが聞こえてきますが、とても真剣に捉えなくてはならない重要なものなのです。それを例えて述べるならば・、建っている家を安定されるために最も重要なことは周知の通り、まずは土台です。その上に家自体が建つのでその基盤となるものです。地盤に作るこの土台がしっかりしていなければ、その上がどんなに強力鉄筋や強力コンクリートで最強に作っても、安心できる家ではないでしょう。土台がしっかりとしていなければ、逆にその上がしっかりとすればするほど重たくなるので、よけいに安定しなくなり家はもろくなります。で、それと考え方としては人間も全く同じです。なかなか足に多くの意識を持つことはないでしょうが、地球に立つ地面に立つ人間の基盤となる土台となる足は、本当はとても重要なのです。
 今回受講の足のセミナーは最終段階のコースです。最終段階とは、足の基礎知識から静的動的のバイオメカニクス、足底板キャスティングなどの知識技術能力を6段階に分けられたコース(特に5・6段階目の内容は特に濃い)を段階的に受講していくものの、最終6段階目コースのセミナー(この6段階目だけで丸3日間)です。この最終セミナーの講師は世界的な足の権威者である、Dr.Christopher E.Smith(ドクター・クリス。カリフォルニア足病学大学名誉教授)です。でこれを受講終了し「Clinical Master of Foot Biomechanics」の認定を受けました。これは世界最高水準の足底板製作技術アメリカ企業が認定するもので、本国アメリカでは足専門の医師にしか認定が認められないものです。日本でも医療従事者の資格を保有する治療家にしか受講および認定をしていないものとなります。アメリカでは足専門の医師(DPM・足病医)が存在しています。これは通常の医師が(例えば整形外科医が)足を専門にするのではなく、足だけを専門にする医師養成の大学がありその国家資格を取得した者がDPM(足専門医師)となります。これはどのようなことかといえば、それだけ足はとても緻密であり重要な身体部位であるということです。
 足だけで(足首から下)、骨が26個(種子骨除く)。それら骨の間にはその数以上の関節。そこに、体重および動けば歩けば走れば飛び着地すれば体重以上の重さがかかり、それを全てこの足で支えるのです。踵骨の内反外反、距骨下関節(STJ)の回内回外。横足根間関節(MTJ)の回内回外、前足部の外反内反、など等が、動きの無い静的な状態から、動きのある歩きの状態の遊脚相から立脚相の、接地期から推進期までの、足の各骨各関節の種々の動きのバイオメカニクスをなど等その他とても複雑なものが足です。足は2脚支持の人間の土台です。大切です。良いシューズ、正しいインソール、などで過ごさないとその上にある身体は知らないあいだに気づかないあいだにどんどんと・・。

 カーツトレーニングを続けることはは身体をより良くします。と同時にその身体をより生かすためにも、身体の土台である足にも少し注目してご自分の身体をよりよくしてください。
 ではまた・・