ウェアがこんな具合になるようなら要注意

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こんにちは。カーツスタッフのウチヤマです。今日はカーツウェアの修理について書きます。

カーツパンツには、加圧ベルトを適正な位置に巻くための指標としてベルトループが装着されていることはご存じ通りだと思います。このベルトループのまわりの生地が破れたり、ベルトループが取れないように補強してあります伸び止めテープが剥離したりといった修理依頼を受けるケースがございます。

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ベルトループの上部の生地が、過度の力が加わり破れてしまった例です。

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aほどではありませんが、ベルトループ上部の伸び止めテープが、過度の力が加わり剥離してしまった例です。

これらの例は、ベルトループの内股サイドの位置に見られます。

以前、カーツエクスプレスVol.36でも紹介されておりましたが、これらウェアの損傷の原因は、加圧ベルトが適正な位置に装着されていないことにあります。

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●画像A
加圧ベルトが股の付け根から下方向へづれて装着されている際のベルトループの状況です。ベルトループに加圧ベルトが引っ掛かり下方向へ引っ張られ、ループ上部に強い負荷がかかっていることがわかります。
→ この状態でトレーニングを行うと、加圧トレーニング効果が充分に得られないばかりか、ウェアを損傷してしまう原因になります。

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●画像B
加圧ベルトが足の付け根にしっかりと装着された状態でのベルトループの状況です。加圧ベルトがループを引っかけることなく浮いており、生地にも負荷がかかっていないことがわかると思います。
→ 加圧トレーニング効果が期待できます。またウェアを損傷することもございません。
パンツを着用される際には、しっかりと履きこみ(股に余りがでないように)脚ベルトを巻く際には、ベルトループを通っているかを確認してください。
ループの端に極端に負荷がかかっていないか確認しながら締めていってください。
締める際にはイスなどに座って締めることをお勧めしています。
立った状態で締めるとベルトループの端への負荷が高まるケースが多くなります。

加圧ベルトは適正な位置に巻かれてこそ、より高いトレーニング効果が期待できます。
カーツユーザーの皆様、ご自身の加圧ベルト装着の状態を今一度ご確認ください。