先日<カーツ>を購入されたお客様から「加圧効果が実感できないのですが」と相談を受けました。
詳しく聞いてみると「最初に感じたビリビリ感がなく、加圧後もだるさが残らない。効いているのかしら???」と不安の声。
ここでおうちでトレーニングしている時の内容を確認してみると重要なポイントが抜けていることがわかりました。
加圧トレーニングを行う場合、効率よく「乳酸」を分泌させてより多くの「成長ホルモン」の分泌を促すために、まずはじめに末梢の血管に血液をプーリング(貯留)させる運動を行うと効果的です。
「腕の3点セット」「脚の3点セット」と呼ばれている運動がこれにあたります。
※「腕の3点セット」は「加圧取扱い説明書」の「筋肉増強【上半身】」や「シェイプアップ運動」の最初の運動?〜?のことです。
この運動を加圧ベルトを巻き、まず最初に「正しい姿勢」で「ゆっくりと」行うことがポイントです。
この運動を初めのうちは10回程度繰り返し、慣れてきたら回数を増やし30回程度行います。
胸や肩周りのトレーニングを行う前に「疲労感・だるさ」を感じる程度まで行ってください。
グーの時は親指を中にしっかり握ります。
途中で腕やカラダが前後に揺れないようにおなかやおしりや脚で支えて行いましょう。
?アームカール
背筋を伸ばして、肘をカラダの脇に沿わせます。肘を中心にゆっくりと曲げ伸ばしをリズムよく行います。伸ばす方だけ早くなったりしないように注意します。
回数を重ねるとカラダ全体を使って曲げ伸ばししようとしてしまいますが、カラダが前後に揺れないようにおなかやおしりや脚で支えて行いましょう。
?グッパー運動
背筋を伸ばして、肘を曲げずに腕をまっすぐに下におろします。パーの時は指先までしっかり掌を反るように広げます。
?プッシュダウン
脇を締めて肘を曲げた状態で、肘をカラダ後方上に出来るだけあげるようにします。
その肘の位置を動かさないように注意しながら、ゆっくりと曲げた腕を後方へ押し上げます。
しっかりと曲げ伸ばしを行ってください。
回数を重ねると肘の位置がさがったり、カラダ全体を使って押し上げようとしますが、効果が落ちてしまいます。カラダが前後に揺れないようにおなかやおしりや脚で支えて行いましょう。
この3点セットだけでも「だるさ」「疲労感」を感じるようになったそうです。トレーニングは「どこを鍛えているのか」意識をすることと「正しいフォーム」で行うことで効果が得られるものです。
注意点を参考に、呼吸もしっかり行うことも忘れないで下さいね。
★ベルトを締めても手があまり赤くならない! ビリビリ感が減ってきた という方は★
ベルトの再計測を行ってみてください。
また、ベルトを締める際に「締める・緩める」を3回〜5回繰り返した後メモリ位置まで締めます。
その後、30秒〜1分ほど「動かさない」状態をつくります。
手のひらがどんどん赤くなっていき、血管が浮き出てきます。この状態になってから3点セットを行ってみてください。