加圧トレーニングのメカニズムを知る


みなさんこんにちは。カーツスタッフのカツコです。
男性の方で「筋肉を太くしたい」「競技をやっていてカラダを大きくしたい」と言った目的で加圧トレーニングを始める方が多いですね。今回は、筋肉が太くなるメカニズムをご紹介したいと思います。

筋肉を太くするためには速筋を活動させる必要があります。これには高負荷のトレーニングが必要だと言われてきました。加圧トレーニングにおいて筋力アップの最大の魅力は、低負荷にも関わらず速筋が動員されることです。

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加圧トレーニング研究の第一人者・東京大学の石井直方教授によると
「加圧によって血流を制限しているとそれによって筋肉に大きな変化が起こります。
筋肉に大きく分けて遅筋と速筋があります。遅筋は筋線維が細くパワーは劣りますが持久力があり酸素を使って脂肪を燃やしながら活動します。
一方速筋は持久力はないものの筋線維が太くパワーに優れていて酸素がなくても糖を燃やして活動します。
遅筋はほとんど太くなることはなく筋肉を太くするためにはつまり筋力をアップするためには速筋を活動させる必要があります。
しかしちょっとした運動でもすぐに活動を始める遅筋とは違って速筋はかなり大きな負荷をかけないとなかなか動いてくれないという性質があります。

加圧トレーニングはこのような性質を持つ速筋を短時間でしかも小さな負荷で活動させることを可能にしました。
つまり加圧によって血流を制限した状態で運動すると遅筋が活動するのに必要な酸素が維持出来なくなってきてやむなく速筋が活動するというメカニズムが働くことがわかりました。」
とおっしゃっています。

また、高負荷でのトレーニングをはケガのリスクを伴いますが低負荷でできる加圧トレーニングでは筋繊維の破壊やケガのリスクが極めて少ないのも特徴ですね。