Public

 アドバイザー原田です。

 一昨日、数名の選手へパーソナル指導をしました。
 それはプロの野球選手なのですが、その際色々と話しをしていてあらためて感じたことがありました。それはそれらの選手が口にしたわけではないのですが、常、接していて徐々に私の頭によぎり感じ思ったことです・・・
 プロ野球選手は1軍で試合に出れば必ずその個人の結果が翌日の新聞にでます。おおやけに公表(Public=パブリック)されます。それもあの日本経済新聞からスポーツ新聞までの全ての新聞に出ます。このことは別の角度でみれば「毎日、自分の仕事ぶりが全国民に知れ渡る」ことなのです。我々が日々仕事をしていて、良いときもあれば失敗的なこともあります。全てが成功の良いことばかりではありません。もちろん逃げたくなるような失敗もあります。それは上司に怒られ取引先にマイナスを与え・・など色々とあります。なるべく隠密にしておきたいことです。それは・・プロ野球選手は野球をすることが仕事で、それでお金を稼いで家族は生活をしているわけですが、彼らは日々の仕事ぶりが良いも悪いも全て国民に公表されてしまうのです。これって凄いことですよね。自分に置き換えたらとんでもないことです。日々の仕事業務の結果を一いち全国民にお知らせしているのです。それは精神的に大きなダメージを受けることもあるでしょう。もちろん良い結果のときは多くの人に知れ渡るのは気持ちよいもので、それは我々でも同じでしょう。しかし悪い仕事結果も全て知られてしまうのです。・・といったことを思い感じました。
 プロ野球選手はもちろん我々よりも高給をもらっていますが、通常社会人にくらべればその仕事生命も短く、自分の仕事結果の全てを公けになってしまっているわけですから、それはそれはたいへんの仕事でしょう。また、プロ野球選手は自宅にいる時間はとても少ないのです。シーズン中はその半分以上が遠征で、その都度、飛行機や列車などの椅子に座って移動し、そんなに広くない部屋のホテルに泊まり、(サーカス一団のように)興行をして回っているわけです。ゲーム三連戦のあとはすぐ移動、次の三連戦のあとはまたすぐ移動・・をずっと続けるわけです。さらにシーズン終了後は秋のキャンプ、暮れ正月は多少自宅など休めるとしても休んでばかりでは来季の結果に響くのでそこまで休んでもいられず、年明けはすぐ自主練で春のキャンプに入ります。大変な仕事です。我々が表面からみるプロ野球選手は華やかで、それだけでイメージを持ってしまいますが、その実態はエライ仕事であると思われます。さらには、20歳代くらいの若いときならまだまだですが、30を超えた人間が毎日相当の運動をし続けているのです。(30歳過ぎの方ならば理解できると思いますが、)ある程度に年齢になってからも毎日毎日運動をし続けることのシンドさ大変さといったら相当であると理解できるでしょう。それは大変な仕事をしているのがプロ野球選手なのです。。
 身体が少しでも若ければ・・成長ホルモンが若いときのように多く分泌していれば・・。もっと楽に時を過ごせるのに・・。

 写真は、ある選手のバットです。グリップは滑り止めスプレーの結果で黒くなっています。このバットで国民を楽しませるための仕事をしているのです。色んな意味で重い・・。

 ではまた。