◆◇腕が痛くて締めていられない時は◇◆

「どうしても腕が痛いので締めていられない」という質問が寄せられています。
加圧をするとなぜ痛いのか。それは「血管が圧に慣れていない」からと考えられています。

普段の生活では「血管」は加圧のようなストレスは受けません。
また、歳をとると血管も衰えて弾力性を失います。血管の拡張・収縮機能が
衰えると加圧ベルトを巻いた部分から指先までの血管内に血液量が増え
拡張するので「痛み」を感じるのです。

デメリットだけではありません。この拡張と収縮機能を取り戻すことによって
血行の改善が期待できるのです。
加圧トレーニングを継続的に行うことによって一酸化窒素と言う物質が生まれ
硬くなった血管が弾力を取り戻すとも言われています。
血管が加圧の圧に慣れたことと同時に、血管が弾力性を取り戻し若返るという
メリットがあるのです。

さて、そうは言っても「痛み」がある場合は無理は禁物です。
いきなり、指定の目盛位置まで締めるのではなく「締める(加圧)」「緩める(徐圧)」と
3回くらい繰り返していただくことによって「血管」は「加圧されるぞ」
という準備ができます。この「加圧」「徐圧」の繰り返しを行うと「痛み」は解消されていきます。

※「締める」「緩める」準備運動のやり方は下記の動画をご覧ください。

下のベルトからはみ出しているので「X」

また、締める際には上のベルトが下のベルトに
きちんと重なっているかチェックしてください。

下のベルトの上にしっかりと巻きましょう

ズレていると痛みがでる場合が多いです。
巻いた後に触ったり、鏡で見てチェックしてズレていれば、緩めて巻きなおしをしてください。

会員登録用紙に「目盛位置」が記載されています。

購入してすぐは指定の目盛位置まで徐々に慣らして行くとよいのですが
ずっと「ゆるい」ままにしておくと「適正圧」ではないので加圧トレーニング
本来の効果が得られません。
慣れてきたら指定の目盛位置まで戻してトレーニングを継続するようにしてください。

先月号でもお届けした「血液をプーリングさせる運動」をしっかりと行っていただくことで
加圧トレーニング本来の効果が得られるようになります。

脚も同様、適切な場所にベルトを装着し「加圧」「徐圧」を繰り返してから指定の目盛位置まで締めるようにしてみてください。
ベルトを締める際は、位置がズレないように座って締めることをお勧めしています。

それでは、腕の準備運動をご覧ください。

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