.
アドバイザーの原田です。
救急法の講習会を受講してきました。それもこのGWという大型連休期間内の3日間で。
今回受講したのは、日本赤十字社が主催する救急法救急員講習です(延べ21時間)。過去にも何度か同じ講習を受講しましたが、ご存知の方はいると思いますがこの日赤救急員講習への受講は申込んでもなかなか受講できないのです(東京都は特に・)。申込人数が多く参加可能人数の関係で受講は抽選となり、ほとんどが抽選で外れてしまいます。前回受講(約10年前)からこれまでに何度も申込をしたのですが抽選にはずれてきてやっと今回久しぶりに受講が出来ました。やはりGWは多くの方が休暇をとるので参加申込者も(たぶん)少なく参加できたのだと思います。
講習内容は、救命手当と応急手当の救急法です。救命は一刻をあらそう、意識障害、気道閉塞、呼吸停止、心停止、等についてです。その手当法は、気道確保、心肺蘇生法(心臓マッサージ、人工呼吸、AED)、気道異物除去、などです。
応急は、急病、出血、熱傷、中毒、ケガ(骨折、捻挫、打臼、打撲、ほか)、搬送、救護、等についてのことで、各それらの手当法(止血、包帯、固定、ほか)を学びます。
最終日の最期には、知識(学科)と技術(実技)の試験がありますので、全て答えられるようにと勉強もしますし、実技も上手くできるように練習しその場は緊張もします。よいですねたまにこのような緊張も。。
私は仕事柄、捻挫、打撲、脱臼、骨折、脳震盪、熱中症などはしょっちゅう目の前で多々発生していますので、その度に対処をおこなっておりますが、その他の傷病の救急手当や救命処置は実際におこなう機会は少なく、でもいざというときのために、このような講習を定期的に受けていないと忘れてしまい使えませんでは意味がないので、と受講しています。実際に年に1回程度このような講習を受講しても、普段おこなっていない傷病の手当法は知識的に少し忘れていたり、技術的にも最初からテキパキとはできません。何事も一度や二度では身に付くように覚えることはできず、定期的な反復が必要ですね。
救命応急救急講習というのは、この日赤以外にも、消防庁やNPO等の民間団体などの多くの団体が実施しています。私は毎年どこかの団体の講習を受講しておりますが、日赤の講習はボランティア普及事業なので(指導員も皆ボランティア)受講費用が安いので定期的に受講したいと常に思っております。(多くの団体を受講してみても、内容的にはどこのでもほとんど変わりはありません。が、もちろん講習時間によって内容は限られるので、1日(3〜7時間程度)なら救命のみ。2〜3日間なら、プラスで応急手当法も入る、といった内容でしょう)
病気や怪我などはどこででもいつでも誰にでも突然起こる可能性がありますので、誰もが定期的に救命救急法講習を受けて技能を身につけておくことは良いことでしょう。講習時間が短いものとしては、3時間の消防庁・普通救命講習(1400円)、5時間の日本赤十字社・救急法基礎講習(1500円)などもありますので是非。
特にスポーツトレーナー(加圧トレ指導者、等)は皆全員、定期的に救命応急救急法の講習を受講することは必須でしょう。目の前で起こるかもしれないイザというときに救命応急手当が出来ないでは大変ですので。