アドバイザーの原田です。
私は、1982年に「合気道」を始めました。東京は吉祥寺にある道場で。そこの師範は、今、合気道界でNo1トップ合気道家である多田宏先生です。ほんとうに武士そのものの方です。現在は76歳ですが、もちろん?今でもバリバリの武道家です。武術として今でも誰も相手になりません。ほんとうなのです。この事実はスゴイ!という言葉を超越している凄さなのです。人間の能力とは未知だ・とつくづく感じます。
上写真は、6月4日の吉祥寺の道場の30周年祭のものです。奥で、二人掛けの技を披露しているのが多田先生です。全ての動きに寸分足りとも無駄な動きがありません。私は多田先生を長いあいだ見てきていますが、無駄な動き、少しでもバランスが崩れた動きを一度も見たことがありません。私はこの道場の6周年のときに入門しました。このときの道場は怖かったですね。毎日、稽古が終わると、あちらこちらの身体部位が痛んでおりました。多田先生は言葉での技の説明は一切何もなく、ただ見よう見まねで真似をして覚えた時代です。多田先生の技や動きは年をとってもその頃となんら変わっていません(むしろさらに向上しています)。しかし、ひとつ変わってきているのが、言葉で説明をするようになったことです。人間、年とともに様々なものが向上しなければなりません。向上しなければ年とともに誰もついてこなくなるでしょう。そして人間、年とともに人格が丸くなるものなのでしょう。なので若いときは多少尖がっていることも必要かとも思われます。しかし年とともにあらゆる能力は向上しなくてはなりません。日々、勉強と継続です。
合気道は世界で多くの人がおこなっています。「AIKIDO」。この30周年にも多くの門下生の外国人がきておりました。私はこの合気道をしている外国人を多々知り合いですが、この方々は日本人よりも日本人です。日本の文化を日本人以上に知っていますし、興味を持っています。世界の中で日本は日本であるとても良い文化を持っています。外国人はそれに興味があり身につけよう学ぼうとしているのに、我々日本人はその日本的文化に興味を持ち、そのよい風習を活かそう身につけようという人が、どんどんいなくなっているのではないでしょうか。
合気道は、気で人を投げる武道ではありません。他人と「気を合わせる」ことを学ぶ武道です。
人と気を合わせる。これが生きていくうえで様々全てに最も重要なものであると思っております。
私はここで何を述べたかったか・・。ただ書いてしまいました。。。
下の写真は、多田先生と友人の小川陽一氏とです。
では。。